今日はちょっと真面目な話をしたいと思います。

美容外科・皮膚科に限らず、医療においては望ましい結果もあれば
残念ながら望ましくない副作用・結果が起きることはゼロになるものではありません。
私のように専門医や博士という一般的な医師免許に加え
もう一歩進んだ専門性を掲げているドクターは、
そういったトラブルの相談相手を務めることがままあります。

セカンドオピニオンの内容に関してはすごく多岐にわたりますが
医療側に明らかに問題があった場合もあれば、
起こりうる副作用に関しての理解と認識が患者側に欠如していた場合も
もちろん見受けられます。
(別に責めているわけではなく、あくまで認識の問題の場合が多いです)

さて、相談相手として選ばれた当クリニックはどんな立場かといえば
あくまで

中立

現状を評価し、どのような改善策が考えうるかを提案する立場ではあります。

よく誤解されるのが
「前医の落ち度に関し、一緒になって糾弾してくれる」
んじゃないかといったセカンドオピニオンに対する間違った認識です。

セカンドオピニオンは前述の通りあくまで
現状の評価と打開策の提案
でしかないです。
(私に関してはそうです。他の先生はどうかは知りませんけど)

辛い思い、悲しい思いに寄り添い、話を聞くことはします。
その思いを労わることはあっても、同調も共感もすることはありません。
なぜなら同調や共感をすれば中立ではなくなってしまうからです。

具体例をあげましょう。

先日グーグルコメントで

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他院で火傷を負わされ、その治療にも伺いました。精神的にも落ち込みがひどく仕事を休んだりしたこともあり職場の上司と相談して慰謝料提示したところ相手が弁護士を立てました。 その旨話したところ、 弁護士からの手紙を見せてだとか、あげくまるでこっちが悪者のように急に距離をおかれ鼻で笑いながら帰され、すごく傷ついたのを覚えています。
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といったコメントをいただきました。

・・・ところで・・・
私の外来を受診していただいたことがある方ならお分かりかと思いますが
私が「鼻で笑う」とかするわけがありません・・・よね?

さておきこの事例が本当に当院で起こったものかは記憶がないので何とも言えないですが
一つ明らかなのは相手側に弁護士がたっているようなこじれている問題への回答を
両者からの意見が出そろわない状態で回答することはまずないってことです。

私たちはプロですから、私たちの一言が
問題を何重にも拗らせたり、場合によって片方に有利な証言にもなりうる事を十分にわかっています。

特に弁護士が介入するほどの案件になれば、よりその立場を明確にする事が必要になるでしょう。

ご自身に降りかかった予期せぬ事象に、心穏やかでないのは重々察しますが、
我々セカンドオピニオンを受ける医師のスタンスを知らないと
「なんで私の味方になってくれないの!!!」
「先生も医師だから、むこうの医師の味方なんだ!!」
と、歪んだ認識になり、かつ攻撃は私の方にもむけてしまいます

 

セカンドオピニオンはあくまで我々ドクターが
医師としての良心に基づき善意で行っている
外来です。

何度もになりますが
大切なのは問題をどう乗り切り、納得いく形で終わるかであり
誰が悪い、とか誰の責任だ、と責め立てる場ではありません。

それは医師である私たちではなく、法廷が決めることですから。

 

セカンドオピニオンは時間もかかりますし
(感情的になっている方が多い)、
特に私が儲かる、といったこともないです。
(・・・5000円とか爆安ですからね💦)

それでも私がセカンドオピニオンを受け入れ続けているのは
医療を受けたすべての方が
過程はどうであれ「受けてよかった」と思ってもらえたら・・・
そんな思いからなんです。

 

それをご理解していただいた上でセカンドオピニオンを受けていただければな
と思います。

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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