HIFU!HIFU!って世の中ゆーてますけど、
皆さん、実はHIFUが何かって、もう今更聞くに聞けない感じではありますよね(;’∀’)
今日のコラムを読んでいただければ、なんとなくイメージできるのでは、と思います。

とりあえず読み方からいくと「ヒフ」じゃなくて「ハイフ」って読みます。
これまた実は略語なんです。
High Intensity Focused Ultrasound
を略してHIFU。
英語じゃなくて日本語で言うと
『高密度焦点式超音波治療法』
って長ったらしい名前になります。
記載のある通り「超音波」であってレーザーではありません。
だから「レーザー機器」って紹介はぶっちゃけ的外れなわけです。
(ま、そんなんどーでもいいので、間違ってても「レーザー」っていうときあります笑)

効果は「たるみ治療」です。
これまた難しい話ですが、リフトアップ(吊り上げ)というよりタイトニング(ひきしめ)
という意味のたるみ治療です。
焼肉でホルモンを焼いたことある人は分かるでしょうけど
ジュジュっと焼くとニャラーンとなってたホルモンがキュキュっと縮まります。
医学的にかっこよくいうと「コラーゲンの熱変性」なーんていいますけど
まあ、焼肉と一緒です。
焼肉との大きな違いは、死んだ肉(言い方悪いけど)を完全に焼くわけでなく
生きている肉を間引きながら生焼けにする点です。
・生きてる
・間引かれてる
・生焼け
ってことは変性した組織を修復しようとして新しい組織をつくりだすこと(創傷治癒って言います)で
さらにハリ感をだしていきます。
このあたりの組織修復は2~3か月まで行われると考えられています。
(組織の熱変性を追った論文、実は私が執筆してます。)

なので直後ももちろん変化する治療ではありますが、
2~3か月後までは変わり得る治療でもありますから、
そうそう頻回に打たなくていいわけです。
早くて半年。そんな案内はここからきてるんですね。

さて話を戻しましょう。

HIFUは高密度焦点式超音波・・・と難しい名前ですが
ざっくり「虫眼鏡で黒い紙に火起こし」をイメージしていただければOKです。
一つ一つの超音波は弱いけど、ある一点に集中して超音波を集めると
そこまでの経路に熱障害を起こすことなく高いエネルギーをピンポイントで発生させられます。
(虫眼鏡と黒い紙の間に手をいれても熱くない、あのイメージです。)

ここで一つ疑問。
「ピンポイントじゃなくて面もしくは立体で熱せれたらギュンギュンに引き締まるのでは?」
というのが出ますね。
おそらく面や立体でも多くの場合問題ないですが、あまりにもしっかり焼けた場合
血流も阻害される(単に焼肉になっちゃう)ので
熱傷リスクや創傷治癒が逆に阻害されかねなくなってしまいます。

なので「あえて」点状に打ってるんだ、とご理解いただければよいかと思います。

 

・・・というわけで、HIFUって何?と聞かれたときに簡単に説明するとすれば

①超音波で熱を発生させ、たるんだ顔を引き締める治療!

②直後も引き締まるけど、数カ月でもっと引き締まるから、次の治療は半年後!

③副作用で火傷がないことはないけど、理論上発生を抑えた機械

の3つが言えれば、
まあ、「なんか知ってそう」って感じになります。

あとは実際ご自身で受けていただいて、
治療の雰囲気を実際味わっていただけるとよいかと(‘ω’)ノ

 

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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