当グループには実は2台のニードルRFを導入しています。
安城のシルファーム(Sylfirm X)と栄本院のポテンツァ(Potenza)を所持しています。
実はそれぞれ「肝斑モード」と呼ばれる設定がありますが、
同じ「肝斑治療」といっても機械の特性が違うため、アプローチに差があります。
🔹共通点
どちらもマイクロニードルRF(針を刺して高周波を流す)を用いた治療。
「肝斑モード」は、メラノサイトを直接破壊するのではなく、
血管や炎症性サイトカインを抑えることで肝斑を落ち着かせることを目的とする。強い熱ではなく低出力のパルス状RFを使い、「刺激を抑えて再発を減らす」ことが狙い。
🔹シルファームXの肝斑モード
特徴:世界初のパルス波(PW)と連続波(CW)RFを使い分けできる機械。
肝斑モードでは特に**パルス波RF(SRR=Soft RF Rejuvenation)**を使用。
細かい血管新生や異常血管をターゲットにし、肝斑の血管性要因を落ち着かせる。
肝斑だけでなく赤み、酒さ、色むらにも有効。
針の侵襲も比較的浅め(表皮〜真皮浅層)。
🔹ポテンツァの肝斑モード
特徴:シルファームと同じマイクロニードルRFだが、モードの切り替えがシンプル。
肝斑モードでは低出力で短い照射を繰り返す設定になっており、熱ダメージを抑制。
シルファームのように「血管モジュレーション寄り」というより、メラノサイトの過剰活性の抑制・炎症鎮静が主目的。
アタッチメント(チップ)が豊富で、肝斑以外にもニキビ跡やタイトニングと組み合わせやすい。
🔹まとめ(違いをざっくり)
シルファーム:血管性肝斑や赤み成分を強く意識 → 血管調整に強み
ポテンツァ:炎症性・メラノサイト活性抑制に寄せたアプローチ → 色素沈着コントロールに強み
肝斑のタイプ(血管優位か、炎症・色素優位か)で適応を分けるとベター。
(そんなもん、よくわからんけどね。ちょっと赤いかどうかって感じ。)
ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!
美容ってそんな感じです。
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この記事の担当者

- あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
- 「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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