いまや皆様SNSで情報収集される時代です。
当院でも多くの方がInstagramをみていらっしゃいます。
ラーメンとスープカレーに浸食された私のTwitterをみてきてくださる方まで何故かいらっしゃいます笑
往々にして「実物のが素敵」と言われる私です。
このコラムを読んだ方はぜひ次回の来院時には
「実物のが素敵♡」と秘めた思いを私にコッソリと伝えてもかまわないんですよ。
・・・ああ、すいません。
なんでしたっけ、今日のコラム。
そうそう。「鼻の整形はなぜ複合手術が多いか」でしたね。
じつはコレ、カウンセリングでよく聞かれます。
「インスタとかでは複合ばっかりで、鼻翼単独の症例ってないんですか??」とかね。
まず大前提としてインスタなどで出てくる症例写真は「モニター契約」です。
つまりお写真を出す代わりに料金を割り引いて受けていただける特殊な契約になっています。
ここで大事なのはモニターになるためには何でもかんでもってわけではないです。
主に
①良質なビフォーアフターが予測される場合
②臨床的意義が大きい場合
③単純な広告として
④予算の関係で
などが挙げられますね。
当院はほとんど①か②ですかね。
③はマンスリーキャンペーンなんかで。
まあ、つまるところ「映える」症例に必然的になるわけで。
単独施術より複数施術のが映えるので単純にモニター審査が通るわけです。
ではずばり単独施術・・・例えば鼻翼単独はあるか・・・という回答は
「全然あります。」
です。
でもどちらかというと複合オペの方が多くはなってしまいます。
実は「映え」という点以外で、こと鼻に関しては
複合手術にどうしても傾いてします理由があります。
それは「バランス」ですね。
例えば鼻翼内側をすると「小鼻の膨らみ」が気になるようになる、とか
鼻の横幅を縮めると鼻先の「鼻先の丸さ」が気になるようなったりね。
で、鼻先の丸さが気になって鼻尖縮小をするとPolly beak変形(鼻筋の段差)がでるから
滑らかな鼻筋にするためにプロテーゼが必要になってきたり・・・ね。
さらには鼻が綺麗になったら、目とのバランスが気になって目頭切開も・・・
などなど、「バランス」を言い出したらキリがなくなるわけです。
・・・じゃあ、一個ずつやればいいじゃん!!って意見もあるかと思います。
例えば鼻翼と鼻尖なんかはわけて行ってもよいとは思いますが、
鼻尖とプロテーゼみたいに一緒に行った方がよい施術もあります。
これはバランスもありますが、鼻の施術は回数を重ねるほど難しくなるという特性があるからです。
鼻尖をいくらきれいにしようと、その後プロテーゼをいれようものなら
せっかく作った鼻尖を破壊しかねないです。
(鼻尖形成だけならまだしも、軟骨移植や鼻中隔をやっていると、そこをいじらずにプロテーゼをいれるのはまず不可能です。)
また鼻の手術は皮膚をひっくり返して行うため、術後皮膚がすごく硬くなってしまうことがあり、
二回目以降の手術の難易度を各段にあげてしまいます。
ですので鼻の手術は必然的に複合手術になってしまう、というのが特徴的なのです。
まあ、というわけで
SNSとかで見かけることがすべてじゃない
ってことです。
症例写真もドクターの実物も・・・ね笑
真面目な話、鼻整形って整形の中ではハードルが高いほうかな・・・と思います。
是非しっかり色々な美容外科をハシゴして色々な先生に話を聞いてみるのをおススメしますよ。
執刀医の個性がすごくでる分野だと思いますよ(^^)/
ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!
美容ってそんな感じです。
まずはお気軽にカウンセリングにお越しくださいませ。
この記事の担当者
- あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
- 「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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