美容外科の闇をご存じでしょうか

過去に「これはすげーぜ!!!」といって導入されて
副作用やら合併症、長期的な問題を起こしては
消えてった治療が数多くあります。

古くは
・アクアミド
・FGF添加PRP
・ハイドロキシアパタイト
最近では
・オステオポール

なんかですかね。

もはや美容外科の黒歴史といっても過言ではないと思います。
(多くのトラブルの上に治療が衰退した事は笑話にはなりません。)

 

そんな中今私が大注目していて
皮膚科専門医の名に懸けて
「絶対やめとけ!!!!💀」
警鐘を鳴らしまくっているのが

【くまりん】

です。

どんな治療か・・・というと↑こんな形状の糸を
「くま」にいれるわけです。

くま治療に対する私の熱い思いは過去コラム集をみていただければおわかりかと思いますが。

「くま」の中でも凹み(いわゆるティアトラフ)にいれて膨らまそう・・・
という治療なわけですが14本(折り返し7本)の糸が
傘のように広がることで皮膚の凹みを膨らませて
改善させるそうな・・・・

は~~~~~~~~~??????

んなわけあるか(;´・ω・)

百歩譲ってこれで膨らむとしたら
「傘」の一番端っこが膨らむでしょうからね
線状の凹みが都合よく均一に膨らむわけない
です。

凹みってね、骨と皮膚を繋ぐ「靭帯」って硬い組織があるわけですよ。
僕ら美容外科医はその靭帯を電気メスではぎ取って
ようやく脂肪を移動させる「裏ハムラ」をやるわけです。
いいですか?
電気メスを使ってようやく剥がれるようなところが
こんな細い糸でどうにかなるわけないんです💀

まあね、
効果ないくらいなら可愛いもんなんですよ。
金ドブだったwって笑い話にできるんで。

でもね、「くまりん」に関しては
「効果ない」だけでは済まない
恐ろしい副作用があるんです。

 

①入れた後取り出せない
もし感染症なんかを起こした場合、
異物なので取り出さなければなりません、
こんな細い糸が細々と組織に入り組んではいったら
全体を削り取るしか摘除する方法はないでしょう。
ボコついたりしたときも同様です。

②組織修復をコントロールできない
百歩譲ってコラーゲンを新しく作ったとしましょう。
長期残存するものは、その効果の調整が不可能です。
もしかしたら過剰に反応しすぎてしまうかもしれない
(つまりは膨らみすぎる可能性もある)

③オペするとき邪魔だよね
もしこれだけで納得せずに、やっぱりOPE!!!となった場合
くまりんが組織に絡まっているわけです。
もしくはくまりんが作った瘢痕組織が邪魔するかもしれません。

 

ちょっと数分考えただけでもこれくらい
想定されるデメリットが出てくるわけです。

 

・・・ってことで
私が尊敬してやまない飯田先生も
メリットよりもデメリットをかなり強調して
寄稿されています。

(私よりずいぶん優しい言い方だけど。)

 

だから

絶対「くまりん」はやめとけ!!


ってなるわけです。

 

いや、んじゃオペは怖いし
手軽にクマを改善したい人とか、どうしたらええねや!
なりますね。

答えは「ヒアルロン酸です。

ヒアルロン酸なら手軽だし、万が一にも溶かすことができます。
もはや非手術はこれ一択です。

 

「くまりん」である必要なんて
どこにもないわけです。
(たとえば一本数百円とかでやれるなら別)

早くて来年、遅くても数年以内には
この「くまりん」で泣くお客様がでるでしょう。

そうならないように私は
同業他社からどう思われようが
「くまりん」のヤバさを声を張って伝えたい。
伝えなければならないんです。

逆に問題ないと思われる先生は
是非私と公開討論しましょう。
なんならインスタLIVEで構いません。

せめて・・・・
せめてトラブル時にリカバリーできる
外科的な能力がある先生だけに限定してほしい。
(でもまともな外科の先生はまず導入すらしないだろけど)

 

大事なのは
ご自身のブランディングでも、金儲けでもなく
お客様の長期に続く
美しさと健全さですよ。
(クマのオペできないなら、クマ治療に関わるなよ)

 

あ、ちなみに名前似てますけど

「ぽにょりん」

は非常に良い治療です。
あの部位へのあのアプローチは
コロンブスの卵的発想で。
当院でも非常に人気があります。

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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