美容外科の手術は数あれど・・・

正解があまり決まっていない手術はなんといっても「婦人科形成」ではないでしょうか。

ちなみに私は業界最大手の美容外科にいたときのある年度に
男性医師の中で全国で最も症例数の多かったドクター
になりました。

それぐらい多くの症例を経験してきましたが。
それでもまだまだ婦人科形成の正解にたどりつけていません。

お顔みたいに「黄金比」があるわけでもなく・・・
バストみたいに「カップ数」があるわけでもなく・・・
お客様が「なりたい写真」をもってきてくださるわけでもない・・・。

今日は私が施術するときに最低限守るルールをご紹介しましょう。
(部位の説明はこちらをクリック

 

①副皮があるときは小陰唇とセットで切除
 これ大事です。

 まず副皮がある症例をみましょう。

うん。綺麗ですね。

これで副皮を残すと丁度「するめいか」っぽい形になります。
(その写真ももっているので、供覧ご希望の方はカウンセリング時にどうぞ)

 

②包皮と小陰唇が明確に分かれているときは、陰核小帯も含めて切除

うん。こちらも自然な出来ですね。

クリトリスから小陰唇への滑らかな流れを意識しないと、なんだかおかしい感じになってしまいます。

 

③完全になくさない

さも生れつきかのような出来ですね。

小陰唇は完全になくすとツッパリ感の原因や
放尿時飛び散るなどの副作用があるといわれています。

ですのでちょうど足をとじめに立った時にはみ出さない程度、
5mm程度のヒダを残して切除します。
(もちろんお客様のご要望が大事です)

 

④あるものは切る、無いものは切らない

他院からの合い見積もりで結構ありがちですが、副皮が片方しかないのに
なぜか両方の見積もりになっていることがあります。

おそらくちゃんと写真をとって、ドクターと一緒に方向性を話していないことが原因かと思いますが
特に副皮は片方しかない場合もままあります。

また包皮に関しては、すでにズル剥けなのに、切除がはいっていることが散見されます。

  

 

私のカウンセリングの流れは

①まずは名称の確認

②具体例、良い症例・良くない症例をおみせする。
 (ここでいう良くないは、私の方針とお客様のオーダーが一致しなかった症例を指します。)

③実際に視診、触診、画像撮影

④画像に絵をかきながら、切除方法と完成図・リスク説明

⑤見積もり

 

ここまで行って、お客様に納得していただいてからでないと施術には至りません。
ご自身の陰部を画像上で直視したくない・・・という方もいるかもしれません。
ただ、どうしても個人差の多い場所なので、しっかりご自身で把握していただくと
より「やってよかった」になるのではないでしょうか。

 

さて最後に。

私は業界最大手の美容外科にいたときのある年度に
男性医師の中で全国で最も症例数の多かったドクター
になったと前述しましたが、その時のキャッチフレーズが

「異性だからこそ提案できる美しさがある」

です。

デリケートな場所ですから同性のドクターが良い、というのも重々わかる意見です。
ただ多くの場合問題となるのは「異性にどう思われるか」です。
(もちろんセクシャル・マイノリティーを否定するつもりもないです。)

もちろんそれ以外のきっかけの方も多いですよ。

ですので、恥ずかしがらずにカウンセリングをご依頼いただければ幸いです。
(診療には必ず女性ナースが同席します。同席なしでの視診・触診は一切ありません。)

 

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

まずはお気軽にカウンセリングにお越しくださいませ。

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