さて、前回決まったコンセプト

皮膚をめくりながら皮脂と炎症を抑え、なおかつ肌に負担の少ない化粧品
多少のリスクを飲み込んでもできるかぎり攻めた化粧品
余分なものを入れない、ただ「美しくする」ためだけに造られた化粧品

から、素材選びに入りました。

まず大前提として
「皮膚をめくること」
他の化粧品(一般的な薬局やスーパーなどで購入できるもの)と、ドクターコスメは
ここに圧倒的な違いがでます。

ざっくり言うと

グリコール酸レチノール

この配合のバランスがカギとなります。
しっかりいれればしっかり効果がでますが
入れすぎると逆に肌荒れや刺激・乾燥の原因となってしまう・・・
とても難しいところなので何度も試作をしました。

何度も何度も試作を創っては顔に塗りたくって・・・
刺激で「プギャー!」と叫んだ夜もありました笑

 

次に
「皮脂を抑制すること」
いくつかの皮脂を抑制する物質はありますが、「色素沈着を改善すること」
という前提があったのでアスコルビン酸を導入しました。
さらにその二つの効果に加え肌の保護効果もあるナイアシンアミドも。

さて、ここまで攻めた成分を入れると、さすがに若干乾燥感と刺激感があるので
ヒアルロン酸を配合することでお肌に優しい作りをめざしました。
(とはいうものの、やはり軽度の刺激感は残りましたが。)

 

女子ウケ・・・というものを狙うならば、よい香りなどを入れるべきですが、
皮膚科医としては余分なものを入れれば入れるほどアレルギーの可能性が高まる、
というのを痛いほどあじわってきたので、そこは無香料にこだわりました

 

・・・

というわけで何度も何度もトライ&エラーを繰り返し
業者さんにワガママ言いまくりで
ようやく納得するところまでたどり着けました。

さて次回はボトル選び&命名編です。

お楽しみに( ゚Д゚)

 

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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