気付いたら本厄の私です。
前厄は何も起きずに、気付いたら通り過ぎていました。
厄払いに行きたいもんですが、安城院の立ち上げでしばらくバタバタしており
なかなか難しそうです。

そうそう「難しい」

美容皮膚科領域において一番難しいジャンルは「毛穴」でしょう。
(ついにデラ塾、禁断の領域に踏み込もうとしています。。。)

毛穴治療は主に3つに分けて考えるとはいっていきやすいでしょう。
①毛穴のつまり・汚れを改善させる
②毛を除去する
③毛穴の開き自体を縮める
の三つですね。

それでは一つずつ詳しくみていきましょう。

①毛穴のつまり・汚れを改善させる
これは割と簡単・・・ですが、どちらかというとお客様ご自身の努力も必要になります。
まず一般的に以下の2つのパターンにわけられます。

・クリニックでおこなうもの→ピーリング
・自宅で行うもの→高機能化粧品

にわかれます。
具体的に当院でいえば

・クリニックでおこなうもの→ミルクピール、ハイドラフェイシャル
・自宅で行うもの→VITA、ゼオスキン、セルニュー、トレチノイン

なんかですね。
この2種類をうまく組み合わせることで「綺麗な状態を維持」するようにします。

・・・例えば・・・
汚れたお部屋をイメージしてください。
プロの出張お掃除サービスをいれればそれはそれは綺麗になるでしょう。
でもその後何もしなければ次第にゴミも汚れもたまっていってしまいます。
ご自身で掃除するのが必須ですが、その辺のホームセンターで道具を買うより、
プロから買ったほうが確実ですね。

そんな感じです。

つまりはクリニックに受診するだけでじゃなくお客様の努力も必要になります。
(詰まり、だけにね。)


②毛を除去する
脱毛、ですね。
意外に脱毛をするだけでも毛穴って小さくなっていきます。
・・・まあ、そりゃそうですよね。
というわけで、脱毛してない人は脱毛しましょう


③毛穴の開き自体を縮める
皆様がイメージする毛穴治療ってこれの事が多いです。
・・・そしてまあ、痛いわりに結果が見えてきにくい。
そんな感じですが、そんなもんだと悟ってください( ゚Д゚)

毛穴の開きを縮める方法は「傷の治る力」を利用する、というのが一つのテーマになります。

単に傷をつけると「ただの傷」になりますので。あえて「軽く」もしくは「間引いて」傷をつけることが大事になってきます。

ボコボコの肌を一気にずるっとカワハギのように剥いて、新しい皮膚が綺麗に生まれ変わるなら
おそらくそれが一番簡単に速く、わかりやすく綺麗になると思います。
・・・しかし残念な事に東アジア人はとても傷になりやすい人種です。
もし一気にずるっといったならば・・・おそらくケロイドを形成する可能性が高いでしょう。
ですので一気にずるっとではなく、正常組織をそこそこに残しながら傷をつけてくる「間引き」が大事になってきます。

間引くことでデメリットを減らせる反面、新たなデメリットが生まれます。
そうです、間引かれた正常組織は「全く治療されていない領域」になってしまうのです。
そこでどうするかというと複数回ずらしながら治療することで、間引かれた領域を少しづつなくし
万遍なく治療されている、ようにしていきます。
(だから美肌治療ってコースが存在するんですね。)

すいません、話がずれました。

それではどうやって「間引く傷」をつけるかというと、水玉模様のようにドットで傷をつけていきます。

熱でドット状に傷をつけるレーザーの代表がフラクショナルですね。
そして物理的に(針で)ドット状に傷をつけるのがダーマペン(ダーマローラー)です。

どちらの方法が優れている・・・という結論はあまり出ていないですが、
実際受けてみていただき、耐えれる痛さ・内出血や腫れの程度・効果などを評価していただき
継続的に受けていただく、といいう方が多いのでは。

 

 

さて今日のデラ塾は「毛穴」治療の基本的な考えと方針を述べてみました。

各項目に関してはまだまだ語らなければならないですが、まあ、また今度気が向いたときにでも。

あ、明日は安城院に家具の搬入が・・・
組み立てまくるぞー!

 

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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