さて、前投稿の続きです。

インスタでメチャ症例を出してる「フィラーゲラー」とは」では
フィラーゲラーとはなんぞや、という話をしました。

ざっくり脂肪吸引をすると
生きてる脂肪→→→→コンデンスリッチ
・吸引で破壊された脂肪
・繊維やその他の細胞
・血液
・麻酔液
が吸引され、
このコンデンスリッチをフィラーゲラーを用いてゲル化したのがマイクロCRFでしたね。

本日は使い分けについてお話ししましょう。

①部位によりけり
まずざっくり硬さでわけると、
「色んな大きさの脂肪がありしっかりしている」=コンデンスリッチ
「小さい粒の脂肪ばかりで柔らかく滑らか」=マイクロCRF
です。

・皮膚が硬い(伸びが少ない部位)=例えば額や顎
→”コシ”がないと、負けてしまう
→コンデンスリッチ

・皮膚が薄く、フニフニしている場所=例えば涙袋や口唇
→滑らかでないと仕上がりの質感が悪い
→マイクロCRF

といった感じに使い分けます。

 

②量によりけり
コンデンスリッチ作成が50ccの吸引脂肪に対し、およそ20~25ccです。
それに対しマイクロCRFは4~5ccしか作成できません。(少なっ( ゚Д゚))

例えば額の脂肪注入は20ccくらい使用するのですが、
これをマイクロCRFで賄おうとすると4~5回転くらいの作成を繰り返さねばなりません。
脂肪吸引にすると250ccくらいとるので、さすがに片足からだと左右差の原因になりかねません。
お客様のダメージも半端ないですよね。

そういった意味もあって、
・量をたくさん使う場合=例えば額
→コンデンスリッチ

・少量で済む場合=例えば涙袋
→マイクロCRF

といった使い方をします。

 

つまり例えば額なんかは
「質」からも「量」からもコンデンスリッチを推奨している、といった感じです(‘ω’)
(もちろんお客様がどうしてもマイクロCRFで創って!といわれれば、説得はしますが断りはしません。)

 

さて、ここで一つよくある質問
顔の各所を一気に脂肪注入したいけど、同時は可能?料金はどうなるの?
といただきます。

回答は《もちろん同時に可能》です。

私の場合
・コンデンスリッチ→額、こめかみ、頬、手の甲、顎、大陰唇、バスト、瘢痕修正

・マイクロCRF→目の下、ゴルゴ、涙袋、口唇

・状況により→首、法令線、口角、乳輪

といった具合に概ね使い分けています。もちろん例外はありますが。


料金は
コンデンスリッチのみ→コンデンスリッチ作成料+各所注入料
マイクロCRFのみ→マイクロCRF作成料+各所注入料
併用→マイクロCRF作成料+各所注入料
をいただいております。
(詳しくは料金表をご参照ください。)

 

クリニックさんによっては併用の場合、各々の作成料を加算している場合があるようですが
あくまでコンデンスリッチはマイクロCRFの作成途中に生じるものなので
当院では併用の場合はマイクロCRF作成料しかいただいておりません。現時点では。
これ、めっちゃお得だと思うんだけどなあ・・・・(‘ω’))

 

・・・さて、2回に渡りお贈りしましたが
なんとなくイメージは掴めましたでしょうか?

コンデンスリッチ・マイクロCRFについてもっと知りたい方は
コンデンスリッチファット協会の公式ホームページへどうぞ。

さーて、今日も休日なのに
朝からコラムかいちゃった♡
(暇人かよっ)

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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