しみとは
しみとは、主に皮膚の浅い層にメラニンという色素が沈着したものの総称です。
しみの種類
①日光黒子(老人性色素斑)
一般的な「しみ」は日光黒子を意味することが多いです。頬を中心とした露光部位に主に20歳~30歳の間からでき始め、年齢を重ねるごとに増えていきます。
②雀卵斑
そばかすのことです。茶褐色の1つ数ミリ程度の小さな斑点が多発するもので鼻背に頬に見られます。幼少期から生じることが多く欧米人に多く見られるシミです。
③肝斑
頬骨のあたりに沿って左右対称にできるもやっとした幅の広いしみのことを指します。30歳から40歳位の女性にできることが多いです。
④炎症後色素沈着
湿疹や外傷など肌に何かしらの炎症を起こした後にできるしみです。
しみ治療の治療法
ルメッカ
照射部位:顔全体または頬(目の下~口横)
顔1回 | 30,000円 |
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両頬1回 | 20,000円 |
ルメッカ(インモード)は、シミ、くすみ、赤ら顔、肌質改善などを目的とした光治療機器(IPL)です。
高いパワーと最適な出力により、しみや血管病変への高い効果をもたらします。シミやそばかすの改善だけでなく、お肌にハリや艶を与え明るい肌へ導きます。
反応したシミが一時的に濃くなり、微細なカサブタを形成します。赤みは数時間~3日程度で落ち着きます。
ルメッカ1回照射後の経過
① 施術前
② 施術直後
③ 1回施術1週間後
ルメッカは、シミやそばかすを含めた、皮膚の若返りを目的とした新しいフォトフェイシャルです。
リスク・副作用
赤み、ヒリヒリ感、腫れ、痒み、色素沈着、稀にやけど、肝斑の増悪など。
赤みや腫れが2週間以上続く場合は、当院へご連絡ください。
ルメッカのしみ取り動画
ピコトーニング
照射部位:顔
ピコトーニングは主に肝斑の治療として用いられます。
ピコトーニングは、レーザーをピコ秒という一兆分の一という短い時間で照射。レーザーが当たっている時間が短く、肌への負担が少ないというメリットがあります。
ダウンタイムはほとんどありません。照射時にほてり感やチクチク感がある場合もありますが、いずれの症状も一時的なもので、数時間経過すれば改善します。
リスク・副作用
リスク・副作用:赤み、腫れ、痒み、色素沈着、戻りジミ、熱傷など
ピコスポット
照射部位:顔、身体(通常の倍料金)
ピコ秒レーザーを用いて短いパルス幅でレーザーを高出力で部分照射し、治療部位のターゲットとなる色素粒子を微細に破壊し、周囲の皮膚と一緒にカサブタにして治療します。
治療効果が高いので、少ない回数で色素を薄くすることができます。
照射した直後の患部は白くなり、1週間程で患部は黒くカサブタのようになります。
新しい皮膚ができてカサブタは剥がれると、ピンク色の肌になります。ごくまれに施術後1ヵ月くらいに二次性の色素沈着になる(炎症後色素沈着)場合があるため、美白クリーム(ハイドロキノン)で予防・治療します。
リスク・副作用
リスク・副作用:赤み、腫れ、痒み、色素沈着、戻りジミ、熱傷など
症例と施術経過
① 照射前
② 直後の変化
③ 茶テープ貼付
④ 1週間後痂皮形成
⑤ 2週間後痂皮除去
⑥ 照射後1ヵ月
しみ取り全顔(個数制限なし)について
料金:顔全体(口唇除く)1回 70,000円
通常のしみ取り(1個) 1ミリ毎 1,200円
医師がシミと判断したところは大きさ、個数関係なく顔全体照射可能です。
数が多い方、大きいシミがいくつかある方には、こちらのプランがおすすめです。
※しみ取り全顔(個数制限なし)は 1回の施術です。後日、追加になったしみは取り全顔(個数制限なし)に含まれませんのでご注意ください。
※照射時に医師と確認しながら行っていくので、気になるシミがある場合は医師にお伝えください。
リスク・副作用
リスク・副作用:赤み、腫れ、痒み、色素沈着、戻りジミ、熱傷など
しみ治療の流れ
ピコトーニング/ルメッカ
1. 洗顔
パウダールーム完備、メイク落とし・洗顔道具・ヘアバンド・タオルのご用意がございます。
2. 施術
目をゴーグルで保護し、レーザーを照射します。安全のため眉毛や生え際ギリギリ、眼窩は照射ができませんのでご了承ください。
3. クーリング
個人差はありますが、施術後は赤みやヒリヒリ感が出る方がいます。クーリングをして、炎症止めの軟膏を塗らせていただきます。
4. 施術後
化粧水・乳液・日焼け止めをお貸ししておりますので、施術後はスキンケアをしてご帰宅いただきます。お化粧をされる方はお化粧道具をお持ちください。
ピコスポット
1. 洗顔
パウダールーム完備、メイク落とし・洗顔道具・ヘアバンド・タオルのご用意がございます。ピンポイントで施術を希望される方は拭き取りシートもご利用いただけます。
2. 施術
目をゴーグルで保護し、レーザーを照射します。1箇所ずつまたは全体に照射。
3. クーリング
個人差はありますが、施術後は赤みやヒリヒリ感が出る方がいます。クーリングをして、炎症止めの軟膏を塗らせていただきます。 照射患部には茶テープを貼り保護します。
4. 施術後
化粧水・乳液・日焼け止めをお貸ししておりますので、施術後はスキンケアをしてご帰宅いただきます。茶テープの上からお使いいただきます。
しみについてよくある質問
- レーザー施術後に気をつけるべきことはありますか?
- 特に日常生活に支障はございません。紫外線に当たる部位は、日焼け止めをしっかりと塗ってください。
- どれくらいの間隔で治療しますか?
- ルメッカは1ヵ月に1回、ピコトーニングは2週間に1回のペースとなります。ピコスポットの再照射は半年後をおすすめしております。
- 治療する前よりシミが濃くなった気がします
- 治療後、二次性の色素沈着といってい一時的に色が濃くなる場合がありますが、時間と共に薄くなりますのでご安心ください。
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