ほくろとは
ほくろ
ほくろ(黒子)は正式には母斑細胞母斑(色素性母斑)と言います。
母斑とは、遺伝などの要因に基づいて生涯のさまざまな時期に発現する色調や形の異常を伴う皮膚の病変のことを言います。中でも母斑細胞母斑は名前の通り母斑細胞が増殖している病変であり、ほとんどすべての人が一つ以上持っています。
多くの場合経過観察としますが、整容上の問題があるもの、大きなもの、悪性腫瘍を否定しきれないものについては外科的な切除、あるいはレーザー治療を行うことがあります。
イボ
いわゆるイボ(疣贅)とは、皮膚が盛り上がったものを総称します。
主に老化により老人性疣贅(脂漏性角化症)、ウイルスによる尋常性疣贅などに分かれます。
保険診療においては液体窒素を用いた凍結療法にて治療されています。
ただし液体窒素療法は複数回の治療が必要な場合があったり、色素沈着を残す場合があり、レーザーや電気メスによる焼灼療法を用いる場合もあります。
悪性と良性の違い
ダーモスコピーで、悪性か良性か、判断できる場合もありますが、これはあくまでも臨床診断で医師の視診による診断見解でしかありません(確定診断ではない)。
正確に「悪性」か「良性」かを判断するためには、局所麻酔下に病変の一部もしくは全部を切除し、病理検査に提出して顕微鏡で細胞を診て判断する必要があります(病理学的な確定診断)。
保険で切除となる場合は、手術室を抑える必要があるため、後日予約となります。(平日限定)
自費で行う場合は電気メスもしくは炭酸ガスレーザーで行い当日の施術案内が概ね可能です。(予約状況により後日となる場合もあります)
ほくろの治療法
電気焼灼法
電気メスを用いてほくろを焼きとる治療法です。
焼くというと苦痛を伴うイメージがあるかもしれませんが、局所麻酔を用いるので、施術中は痛みを感じることはなく、出血もほとんどありません。
電気焼灼法による治療法では、色素のある深さまで全部焼き削りますので一時的に必ず皮膚がへこみます。また、軽いやけど状態になるため、麻酔が切れると多少痛みを感じます。
施術後は感染を防ぐため抗生剤を塗布し、テープで患部を保護する必要がありますが、数日でかさぶたができ、痛みもなくなってきます。そして1~2週間程度で皮膚が再生すると、へこみも目立たなくなります(細胞のある深さによっては凹みのまま残る場合もあります)。2~3ヶ月後には赤みもなくなり、傷跡はほとんど分からなくなります。
メリット
- 縫合しないため抜糸が不要。
- 手術に比べて傷跡は残りにくいです。
- 術後のトラブル(感染症・出血)などは少ないです。
デメリット
- 完全には切除できないため再発の可能性はあります。
- 細胞を取り残し色素が再発することもあり、最終的に切除が必要になる場合もあります。
ほくろ取りの様子
電気メスで美しく仕上げる
1日100個以上も取ることがある「ホクロ取り」について
ホクロ焼き short ver.
ほくろ治療の流れ
1. 施術前準備
ファンデーションのふき取りをしていただきます。
2. ほくろ動画視聴
You Tubeのほくろ説明動画を見ていただきます。
3. 診察
保険:後日予約 予約を希望される方は予約金2,000円お支払いいただいています。
自費:ほくろを取りたい箇所をお客様と確認しマーキング、大きさを測り値段を算出します。
4. 施術
局所麻酔を使うため痛みは少ないです。
4. 施術後
薬を塗って茶テープで保護して終了。
料金
1個につき |
2mm未満5,000円 2~4mm未満6,500円 4~6mm未満8,500円 6~8mm未満12,000円 8~10mm未満14,000円 10~12mm未満16,000円 |
---|---|
10個 | 40,000円 |
11~20個 | 60,000円 |
21~30個 | 80,000円 |
機械指定/1個につき | 1,000円 |
※6mm以上は保険適用になりますので保険証をご持参ください。
※ほくろ切除は、電気焼灼法です。
※再発した場合は、再度大きさを測り料金を算出いたします。
※後日、追加除去がある場合は別途費用が必要となります。
※機械指定:機械の空き状況次第によりますが、従来の電気焼灼法の他、炭酸ガスレーザーを指定いただけます。
ほくろ取り(個数制限なし)について
- ● ほくろ取り(個数制限なし)は1回の施術です。
- ● 顔にあるほくろは大きさ関係なく個数制限なしとなります。※体は対象外です。
- ● 個数は10~20個まで等お選びいただきます。
- ● 特殊部位(マブタや鼻の端など)は通常の倍料金がかかるため、個数制限なしで行う場合は、『ほくろ2つ分=特殊部位1つ』と算定される可能性があります。
ほくろ治療のブログ
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