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当院は他施設(ここはあえて施設と言おう)からのトラブル症例を可能な限り受け入れています。
・エステのHIFUで深部熱傷
・脱毛クリニックの照射後の皮膚トラブル
・美容院の薬品でかぶれた
・他院美容外科での治療後に腫れた
などなど・・・
数えあげればキリがないです。
そして、ここに先日新たな事例が入りました。
「闇医者でいれた糸が感染した」
・・・へ?
ええええええええええ!闇医者って!!!
その日来院された方は知り合いの知り合い(無資格者)に鼻の糸(当院で言う「切らない鼻中隔延長」ですね)を入れてもらったが、
数日で眉間から鼻先が腫れあがって痛い・・・とのことでした。
4軒ほどのクリニックに断られたのと痛みでひどく取り乱した様子でした。(そもそも日本語が母国語ではない。)
鼻には感染をどうにかしたかったのか、眉間から鼻筋に何か所か針で刺して膿を出そうとした形跡が見受けられました。
んーーー。
いやね、異物に感染した場合、基本取り出さないとどうにもなりませんよ。
抗生物質をいくら入れても異物には血流がないので、抗生物質がいきわたるはずもありません。
医療従事者であればそんな当たり前にわかることも、無資格者は知る由もありません。
(施術自体はそこまで難しくない)
さて、糸を取り出さねばいけませんが、前述のように海外の方で日本語も上手く伝わりません。
「糸が鼻に16本入ってる」
その情報とつけられた傷から予測し手術的に摘出する方法をとりました。
(小切開でもできなくはないですが、感染しているため周囲組織の洗浄もしたかった)
↑あけたところ。
鼻中隔軟骨に沿うように糸が挿入されていました。
軟骨の損傷はないですが、うまい具合に鼻先の軟部組織の下に挿入されていました。
(感染さえしなければ、特に問題はない挿入の仕方ではありましたが・・・)
↑摘出しています。
しっかり16本はいっていました。(本数が正確なことに逆に驚いた笑)
↑全部しっかり抜いてきました。
よくよく洗浄して、綺麗に閉創してきましたよ。
その後は抗生物質の点滴と内服でスッキリ良くなってきました。
・・・さて、みなさん
これを他人事だと思っているでしょう。
よく考えてみてください。
鼻の糸を入れている美容皮膚科医はたくさんいるでしょうけど、
その中で一体どれくらいのドクターが感染時に鼻を開いてまでのリカバリーができるでしょうか?
そう。
実はここまでではないですが、同じようなリスクって身近に隠れているんです。
美容外科・美容皮膚科におけるトラブルで、出来栄え(形)以外に起こるものって実はそこまで多くありません。
感染、アレルギー、出血、熱傷、にきびなどの肌トラブル、塞栓、血流障害、壊死・・・・
などがあげられますが
多くの症例で問題なく美容医療が行われている以上
それらのトラブルを一般的なドクターが十分な件数経験することもほとんどないのが現状です。
さて、では予期せぬトラブルが起こった時どんな人ならそれをうまくリカバリーできるか。
答えは・・・
そう、【皮膚科専門医】です。
よく美容外科医は形成外科医からの派生で考えられますが、
こと上記のトラブルシューターとしては皮膚科医に勝るものは存在しません。
皮膚科医こそ上記すべての症状に迅速に正確に対応できる自負があります。
(実際私が昔の組織にいたとき、全国の医師からトラブルの相談を受けていました。)
当院がなぜ「日本皮膚科学会認定専門医の美容外科」を打ち出しているかという理由はここにあります。
ほとんどの場合は困るトラブルは起きない。
でも困ったときにしっかりトラブルを解決できるクリニックでありたい。
それが当院が理念として掲げている
「皮膚の理をもって美容医療を明快かつ身近にし、お客様・社会の期待に応えるクリニックであり続ける。」
の根幹です。
色々なクリニックがありますが、当院をこういった視点で選んでいただけると
本当にうれしいです。
仕上がりはもちろん丁寧に頑張ります(^_-)
追記
この投稿を読んでくださってる美容業界の皆様
トラブルがあったら一人で抱え込まずにお気軽に相談してください(‘ω’)
出来る限り力にはなりますよ👍
ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!
美容ってそんな感じです。
まずはお気軽にカウンセリングにお越しくださいませ。
この記事の担当者
- あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
- 「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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