大人気上瞼の美容手術シリーズです。

よく「上まぶたの厚みを減らしたい!!!」というご要望でいらっしゃるアレですね。

上瞼の厚く見える理由はまあ、何個かあるわけですが、
こと脂肪に関しては2種類あるうちの
どちらかが問題になるわけです。

一つは深いところに袋に入ってる眼窩脂肪
もう一つはROOFって浅いところにベタッと張り付いている脂肪ですね。

どちらがあなたの瞼の原因か、
なーんてのは診察しないと全くわかんないので
(たまにDMで聞いてくる方いますけど、見なくてわかるのは超能力者ですよw)
今回はどちらが原因か、というより
アプローチの仕方の違いなんかを書きます。

これまたよくあるのが
「(予算がないから)脂肪除去のみ受けたい!」
というご相談です。
多くの美容外科において埋没や切開とは別メニューで
5~10万円ほどの低価格での表示にはなっていますからね。
(ま、うちもだけどね)

た~だぁ~・・・これ、釣りですからね( ´∀` )
(・・・うちもだけどね)

なぜなら
上瞼の脂肪除去は単独の手術ができません

まあ、ちょっとだけ語弊がありますが、基本そうです。
ROOFは何かしらの切開術は必須で、
眼窩脂肪は極小切開でできなくはないけど、
単独でやるならすでに二重の人に限るっていう限定条件がつきます。

ROOFや眼窩脂肪の解剖学的位置がどこにあるかなんてのは
ChatGPTなんかに聞いてもらえばわかるとして。

まずはROOF除去です。
ROOFは先ほどちらっと出たとおり
瞼の浅いところにベタッと張り付いているため、
切開で皮膚をめくり、脂肪をはがしてくる必要があります。
ですので単独施術は絶対に無理
やるならマブタを切る全切開か、眉毛をきる眉下切開かが必要になります。

次に眼窩脂肪除去です。
S南さんがなぜかコレを「自然癒着」とか言い始めるから
なんかややこい事になってますがね笑
眼窩脂肪はざっくり「袋」の中に入っている脂肪なので、
袋に穴さえあければプリっとでてくる比較的取りやすい脂肪です。
(くまとりの脂肪の上まぶたバージョンです。)
理論的には小さい穴さえあければプリっととれるわけですが、
この小さい穴をどこにあけるかが問題になります。
何故ならこの小さな傷が中で癒着すると、マブタのヒキツレを起こし
変な位置に二重っぽい線が出来ちゃうからです。
なのでほとんどの場合小石灰であれば二重の線に合わせる、
二重術と同時にやるならその線と合わせる
なんかをして、傷を隠しつつ、変なヒキツレを予防してくるのです。

なんか文字で書くと簡単そうですが
実際は色々大変なんですよねえ・・・。

 

単に「上瞼の厚みを減らしたい」という要望であっても
狙うターゲットによって術式は変わってきます。
この辺りは診察しないと全くわかんないです

そして残念な事に素人さんが判断できるほど
簡単な世界でもないです。

とにもかくにも信頼できるドクターに相談しましょう。

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

まずはお気軽にカウンセリングにお越しくださいませ。

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この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
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