当院のInstagramのフォロワーさんはご存じでしょうが、
当院ではほぼ毎日クマ治療を行っております。
ヒアルロン酸・・・目の下の切らないたるみ取り・・・脂肪注入・・裏ハムラ・・・
あーーーーーーー、たくさんありすぎてわけわからん!!!!
(と、若い先生の悲鳴が聞こえてきそうです。)
と、いうわけで、本稿ではクマ治療入門編をお送りしたいと思います。
今日のお題は「目の下がぷっくり膨れているタイプ別治療法」です。
①スタンダードパターン
ただ膨らみがあるだけパターンのこういう方は、脂肪をとるだけで構いません。
皮膚を切って取ってきても、粘膜側からでもどちらでも構わないですが、
一般的には皮膚に傷つかない粘膜側からの「目の下の切らないたるみ取り」単独で行うだけで綺麗になります。
②飛び出しがしっかりしてる、シワが入っているパターン
このパターンに目の下の切らないたるみ取り単独で行うと、皮膚の「余り」が顕著になるため
“膨らみは減ったがシワがきつくなった”となります。
最初から皮膚切開をしつつ脂肪除去する方や、後から皮膚のたるみだけとる事もします。
すごーく浅い層に脂肪を注入することでもシワは軽減されるので、皮膚をどうしても切りたくない方には
「目の下の切らないたるみ取り+脂肪注入」を選択する場面が多々あります。
③膨らみもあるが、その下に凹みもあるパターン
このパターンで目の下のたるみ取りのみすると、全体的に「ソゲ」た印象になり、悪くはないですが
すごく良い出来ではないです。(上段)
中段は「裏ハムラ法」といって、膨らみ部分の脂肪を凹み部分に移動させる便利な方法です。
すごーく便利ですが、膨らみと凹みの程度がほぼ同等でないと上手く決まらないのと、移動できる場所が限定的です。
なので適応が実は限られます。
下段は大人気の「目の下の切らないたるみ取り+脂肪注入」ですね。
とても美しく仕上がるため、お勧めです。
④赤くま(皮膚が薄くて、筋肉透けてる)パターン
皮膚が薄いと皮膚の真下にある「眼輪筋」が透けて、いわゆる「赤くま」になっているパターンの方がいらっしゃいます。
このパターンは皮膚を厚くする施術を加えることになります。
当院でいうと脂肪注入、その他で言えばPRP療法・FGF療法なんかが選択されます。
ただこのパターンでも脂肪除去のみで改善する方もマレにいらっしゃいます。
なので施術に迷ったらまずは「目の下の切らないたるみ取り単独」で。
赤みがやっぱり残ったら、その時追加で脂肪注入を・・・といったのも一つの手です。
ただ二回に手術を分けると、ダウンタイムも麻酔代も二回かかります(;’∀’)
脂肪注入が必要な時はドクターがお声を掛けますので、ぜひ耳を傾けてくださいませ。
⑤番外編:手術怖いから、ヒアルロン酸でどうにか・・・パターン
はっきり言いましょう、お勧めしません。
手術をしていない施設で往々にして行われていますが、「病的」「不健康そう」「ヒアルロン酸入ってます感」がでます。
涙袋と目袋の境は曖昧になり、くぼみを強引に膨らませた分、なんだかむくんだ感じになることが多いです。
パッツンパッツンになるまでヒアルロン酸を入れている症例をたまに拝見いたしますが・・・
いたたまれない気持ちになります。
手術が怖い、そんな気持ちもわかりますので何とも言えないですが、
ヒアルロン酸を注入した場合、ある程度しっかり時間が経過していないと
「ヒアルロン酸溶かす代」もかかり、お得ではありません💦
ですので、やはり一歩だけ勇気をもって踏み出し、手術を受けていただくことをお勧めします。
さて、クマ治療について今回はまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
実際は凹みだけがしっかりした症例、皮膚が薄いだけの症例などがあり、その都度術式はかわります。
ただ大原則としては
・あるものはとる
・ないものは入れる
これにつきます。
ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!
美容ってそんな感じです。
まずはお気軽にカウンセリングにお越しくださいませ。
貴方のクマにピッタリの方法をご案内いたします。