鼻の手術が好き!!!
そうそう、私は鼻の手術が一番好きです。
美容外科医になったときからずっと好きです。
好きな気持ちに理由なんて要りません(‘ω’)
さてさて、今日のコラムは【鼻】です。
特に手術では一番需要が多い【シリコンプロテーゼ】について考えてみましょう。
(長くなったら数回に分けます笑)
オーダーメイドのプロテーゼを請け負っているクリニックもありますが、多くの場合既製品のシリコンを使用し
鼻スジを作っているのが日本の美容医療です。
お顔の形なんて千差万別なのに、既製品をいれているわけで・・・
いかにフィットさせるか、自然に仕上げるかが美容外科医の腕の見せ所です。
(もちろん”わざと”あからさまな仕上がりを希望する方もいらっしゃいますが)
さてさて、そんな既製品という制約を受けながらドクターがシリコンを選択するときどのような事を気を付けているかを解説したいと思います。
まずは弊社が仕入れさせていただいている総見さんのカタログをちょっと拝借してきましたので
ご覧ください。
ストレートなモデルですね。カタログをみていただければわかりますが、
主な数値としてA:長さ、B最大の幅、C最大の厚さ、D最小の幅、E最小の厚さで構成されているのがわかります。
鷲鼻の方用に鷲鼻部が湾曲したモデルだってあります。
(鷲鼻について→こちらをクリック)
というわけで、この数値別にみていこう、と思います。
Ⓐ長さ
意外にこれはプロテーゼ選びにおいてそこまで重要ではありません。
なぜなら多くの場合日本人にとっては長く設定されているため、
手術時に下端を切除してしまっている現状があるからです。
さて、それではプロテーゼの長さをどのように調整しているでしょう。
まず上端ですが・・・・
長すぎるとアバターっぽく
短すぎると急な立ち上がりで滑らかな曲線になりません。
目の間にある鼻の最も低い場所より必ず上、おおよそ二重の線をつないだところ
を上端とすることが多いですね。
(もちろんこれより上の場所もご希望に応じて挿入しますが。)
では下端ですが、下端は鼻尖形成などの鼻先の術式をするかしないか
にもよりますが・・・
概ね画像のようにブタっ鼻をしたとき折れ曲がるところより5mm長くすることがおおいですね。
では、これが短かったらどうなるか・・・というと
お分かりでしょうか?
よくみるとプロテーゼの端が浮き立って、急な段差がでています。
スムーズな鼻スジではなくなるので・・・・ちょっと・・・ねえ、といった感じです。
さて、こんな症例をちゃんと修正すると
はい、綺麗。
そんなこんなでプロテーゼの長さ一つをとってもコダワリがでるもんです。
鼻の手術はそうそう何回もするものではないですので、
この辺の微調整をこだわってやってくれる先生に依頼しましょう!
ああ・・・・みなさん、長文になり疲れましたねえ。
私も疲労困憊です( ゚Д゚)
と、いうわけで今日のところはここまで。
次回をお楽しみに
ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!
美容ってそんな感じです。
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