耳にポッコリできものができているのを見かけたことないですか?

そうそう、ちょうどピアスを入れるような位置に・・・・。

ピアスのトラブルって大きくは
感染とアレルギーなんかですが、
長期には皮膚が裂けてしまったり、今日お話しする

「ケロイド」

なんてものを作ってしまったりするわけです。
(ピアスこえーよ)

 

 

■ ピアスケロイドとは? ~症状と原因を押さえよう~

ピアス後にできるケロイド(耳ケロイド)は、ニキビや傷あととは異なり、
傷が治っても盛り上がりが徐々に広がってしまう
“異常な傷跡”
です。
ケロイドはピンク~赤紫色で、痒みや違和感を伴うケースが多く、
見た目の悩みとしても深刻です。

耳たぶや軟骨部分にできることが多く、
特にアジア人などケロイド体質の方に起こりやすい特徴があります 。


■ ピアスケロイドの見分け方 ~皮膚科専門医が教えるポイント~

感染やアレルギーと違い、ケロイドは
元の傷を越えて広がり、盛り上がりが止まらず大きくなる」
という特徴があります。

「ちょっと盛り上がっているだけ?」と自己判断せず、専門医による診察が重要です。


■ ピアスケロイド治療法を徹底解説

当院・あいち栄クリニックでは、症例に応じて複数の治療法を組み合わせ、
再発率を抑えながらケアします。
以下に代表的な治療法と特徴をまとめます。

● 注射(ケナコルト:トリアムシノロン)

  • 傷組織内にステロイド注射し、炎症・コラーゲン生成を抑制

  • 1ヶ月ごとに複数回実施、症状によって回数を調整

● 外用療法

  • ケロイド予防・抑制に有効なステロイドテープを使用

● 飲み薬(抗アレルギー剤:トラニラスト「リザベン」)

  • 炎症抑制・痒み軽減による症状改善が期待され、他療法との併用も可能

● 手術(切除・皮弁作成)+アフターフォロー

  • 大きさ・部位により形成外科的にケロイドを切除し、ピアス穴も温存可能

  • ただし単独手術では再発率は高めで、術後のステロイド注射・圧迫・レーザー・放射線治療などの併用が必要なこともある

● 補助療法(レーザー・凍結療法・放射線併用など)

  • レーザー(Vビーム、フラクショナル):赤みを軽減し平坦化を促進

  • 凍結治療:凍結による組織破壊

  • 放射線療法:術後の再発抑制に有効


■ 当院のピアスケロイド治療プロセス(名古屋/安城/全国の方へ)

  1. 初診・診断~治療方針決定
     ピアスケロイドの状態、サイズ、ケロイド体質の有無から最適治療をプランニング。

  2. 炎症抑制フェーズ:注射+外用+内服
     ステロイド注射、トラニラスト内服

  3. 大きな盛り上がりの場合:形成手術+皮弁法
     ケロイド切除と創部形態を整える皮弁形成。保険適応例もあります

  4. 再発予防フォロー
     術後は月1ステロイド注射やレーザー照射


■ 自宅ケアのポイント

  • 清潔と保湿:石鹸洗浄後軟膏で潤いを保ち、刺激を与えない

  • 紫外線対策:SPF30以上のサンスクリーンで色素沈着予防

  • 我慢:触りたくても、ピアスをいれたくても、とにかく我慢。

■ Q&A よくあるご質問

Q. ピアスを外すべきですか?
A. 安定期前ならピアスを外し、治療に専念することを推奨します。長期的に治癒後再度開けることも可能です。

Q. 手術のみで治りますか?
A. ケースバイケースです 。そういう事例もあるので、あきらめずにしっかりアフターケアをしましょう。

Q. ケロイド体質でもピアスは可能?
A. ピアス穴再開は治療完遂後でもできますが、再発リスクがあるため慎重に行います。


□まとめ – 名古屋・栄のピアスケロイドなら、きめ細やかな治療を提供

ピアスケロイドは自然治癒しにくく、放置すると大きくなりやすい症状です。
あいち栄クリニックでは、診断・治療からアフターフォローまで、
一人ひとりに合わせた複合治療をご提供します。

当院ではピアスケロイドをはじめ、各種ピアストラブルを
おそらく全て治療可能なため
名古屋市中区栄・安城市をはじめ、
全国からのご相談にも応じています。

ピアス装着後のトラブルで気になる方はぜひお気軽にご相談ください。


詳しくは、過去の症例・治療記録もご覧ください → https://as-cl.com/case

 

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい!

美容ってそんな感じです。

 

まずはお気軽にカウンセリングにお越しくださいませ。

ご予約はこちらをクリック!!!

この記事の担当者

横山 侑祐
あいち栄クリニック 院長 横山 侑祐
「美容医療ってこんなにわかりやすく、こんなに楽しく受けれるものなんだ!」という声をいただくことを目標に診療しております。診療だけでなくSNSやコラムも積極的に更新しておりますので、是非一度ご覧ください。
>> プロフィールを見る