裏ハムラについて
下瞼の裏側の組織である結膜を5~10㎜程度切開し、下瞼の裏側から眼窩脂肪をくぼみのある部分へ移動させます。お顔表面には一切傷がつかない施術です。
眼窩脂肪を切り離さずに上から下に移動させるのみとなる為、膨らみの分量しか脂肪を移動できません。
リスク・副作用
目の周りに殴られたような紫色の内出血を伴うことがあります。この場合は腫れを伴います。
人目が気になるような症状は1週間程度で治まりますが、完全に色が落ち着くまでは2週間程度を要します。通常は泣いた後のようなむくんだ印象になることが多いです。(個人差があります。)
違和感・ツッパリ感・目のゴロゴロ感・目のブヨブヨ感・充血・血の涙・目やに・目のかすみ・膨らみの残り・膨らみの左右差・膨らみの凹み・小じわ・しわ感などが生じることがございます。
稀にアレルギー、感染、痺れ、倦怠感、頭痛、筋肉痛、蕁麻疹、痒み、むくみ、発熱、咳、冷や汗、胸痛、アナフィラキシーショック、呼吸困難などを生じることがございます。
※万が一このような症状が生じた際はお早めに受診をお願い致します。
洗顔・メイク
- 洗顔:当日目の周りを避けて拭き取りのみ可能。24時間後から全顔可能です。
- メイク:24時間後から可能ですが、コンタクトは1週間後からとなります。
シャワー・入浴
- シャワー:当日首から下のみ可能。24時間後から全身可能。
- 入浴:1週間後から可能。
アフターケア
- 術後は血の混じった涙や目やにが出ることがありますが、経過として問題はありません。 こちらでお渡しする点眼薬を必ずご使用ください。
もし真っ赤な血液が沢山出るようであればクリニックにご連絡ください。 - 頭を高くして寝ると浮腫みを抑えられます。
浮腫みや腫れ、傷の治りの遅れとなる為、喫煙や血行がよくなること(エステやサウナ、激しいスポーツ、大量の飲酒等)は1週間控えてください。
手術内容と手順
お客様とご相談しながらデザインを決定します。
部位をマーキングして局所麻酔後に、結膜を切開して剥離します。
余分な脂肪は切除しながら、くぼんだ部分に移動させて固定します。
止血しながら閉創します。縫合も抜糸も不要です。
施術当日の流れ
1. 洗顔
2. マーキング
施術前にデザインを行います。目の下のクマ部分、脂肪の部位をマーキングします。
3. 局所麻酔(オプションで笑気麻酔)
局所麻酔をかけ、痛みがなくなったことを確認してから手術開始となります。
4. 手術開始
結膜側を電気メスを用いて数センチ切開します。膨らんでいる部分の脂肪をくぼんだ部分に移動させます。電気メスを用いて止血しながら脂肪を切除するため、縫合も抜糸も不要です。
5. 手術終了
お疲れ様でした!術後説明もしっかり看護師がご説明いたします。
医師紹介
横山 侑祐(ヨコヤマ ユウスケ)
「クマ治療」は多種類あり、どれが正解かは現在の状態にもよりますが、長期的な目線や目指す改善レベル、ご予算などにより決まっていきます。
カウンセリングで細かにご希望をお聞きし、お一人お一人に「適切な」治療法を提案しています。
まずはお気軽にご相談ください。
症例
吉田 利之(ヨシダ トシユキ)
目の下のクマが目立つ原因は多岐に渡ります。
最もシンプルな手術方法(わいゆる経結膜脱脂法)は費用面やダウンタイムなどの点でメリットがある反面、人によっては凹んだり小皺が増えるリスクが存在します。
下眼瞼~頬の状態を解剖学的に正しく把握し、最適な治療方法をご提案することはもちろん、お客様のご要望に沿った選択ができるよう寄り添うことを心掛けています。
症例
料金
裏ハムラ | [指名]横山先生 正規料金300,000円 部分モニター240,000円 [指名]吉田先生 正規料金250,000円 部分モニター200,000円 |
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よくある質問
- 裏ハムラとはどんな治療ですか?
- 目の下のたるみ(ふくらみ)と凹み(影)をまとめて治療します。目の下とほっぺたの境目にある靭帯を剥離し、ふくらみの原因である眼窩脂肪を下方向へ移動する手術です。疲れた雰囲気がなくなり、目まわりが若返った印象になります。
- どのような方が適応ですか?
- 涙袋の下(いわゆる目袋)に膨らみがあり、かつ目袋の下がえぐれている(凹んでいる)方。
- 目の下の切らないたるみ取り(経結膜脱脂術)との違いは?
- 脱脂術は脂肪を除去して目の下をフラットにする手術です。靭帯の剥離や脂肪の移動を行いません。裏ハムラでは、基本的に脂肪は除去せずそのまま移動します。
- 表ハムラ法との違いは?
- 表ハムラ法では皮膚を切開します。裏ハムラは下瞼の結膜を切開するため抜糸が不要で、皮膚に傷が残りません。
- 他の治療と比べて、内出血や腫れは強く出ますか?
- 目の下の切らないたるみ取り(脱脂)より強く・広く出る可能性が高く、表ハムラ法や脂肪注入併用より軽い傾向にあります。
- 術後のアフターケアは?気を付けることは?
- 目を強くこっすたり、触り過ぎないようにしてください。腫れや内出血がおさまるまで喫煙や飲酒・激しい運動などは控えてください。
- 再発することはありますか?
- 移動した眼窩脂肪は周囲の組織と癒着するため、元の位置に戻ってしまうことはありません。ただし10年、20年と顔全体の老化がすすむことで、くまが再発する可能性はあります。