スネコス注射

スネコス注射とは

非架橋構造の低分子ヒアルロン酸（吸水性に優れており、1gで約6000mlもの水分を保持することができます）と6種類のアミノ酸を特許比率で配合した製薬を真皮層に注入して、コラーゲンやエラスチンの合成を同時に誘発します。

下記の特性により、肌の弾力やハリ艶の回復を促し、肌質の総合的な改善を目指します。 非架橋構造のヒアルロン酸は、非常に高い吸水性があることが特徴です。皮膚の真皮層から保湿効果を働かせることで究極の保湿効果の発揮を期待できます。

また含有される6種類のアミノ酸の成分は「コラーゲン」「エラスチン」「タンパク質」の生成に働きかけます。細胞が生きて活動するために重要な場所である基質が増加することで、美肌にとって欠かせない成分の形成を助けます。

• ※線維芽細胞：コラーゲンやエラスチンを生み出している細胞のこと。
• ※基質：細胞外マトリックスとも呼ばれています。細胞の隙間に存在するコラーゲンやタンパク質などの物質で構成されています。
• ※スネコスはイタリア製で、CEマーク クラスⅢ（欧州安全基準適合の承認）を取得しており、EUにおいては医療機器としての認可を受けた注入材です。

非架橋構造

メリット	血管閉塞（誤って注入されたヒアルロン酸が動脈内で詰まるために起こる症状。最悪の場合は失明や壊死を引き起こす。）のリスクが低い。 アレルギー反応のリスクがほとんどない。 一般的なヒアルロン酸よりも粘度が低いため、違和感のない自然な仕上がりを目指せる。
デメリット	架橋構造のヒアルロン酸や、ボトックスと比べると効果が徐々に現れる。 一般的なヒアルロン酸よりも粘度が低いため、ボリュームは出にくい。

架橋構造

メリット	即効性がある。 粘度があるため、ボリュームが出しやすい。
デメリット	膨らみすぎて凹凸感や不自然な膨らみが出てしまう可能性がある。

ハイフや糸で細胞に刺激を与える治療も人気ですが「真皮の線維芽細胞を刺激して、真皮層の再生を促す方法」は、スネコス独特のものです。この新しい肌再生治療の有効性と安全性は様々な試験により証明されており、より自然で健康的なプロセスで、肌を若々しくしていくことを可能とします。

目の周囲などの「皮膚の薄い部位」などにアンチエイジングとして取り入れるには、スネコスが適している場合があります。

当院では取り扱っておりませんが、スネコスと同じく非架橋の低分子ヒアルロン酸を使用した施術に、水光注射という施術もあります。
どちらも真皮層に均一に美容成分を注入することで美肌効果を期待できますが、水光注射が「真皮の浅い層へ美容成分を注入し、傷ついた層から創傷治癒効果を引き出す」のに対し、スネコスは「真皮の線維芽細胞を刺激して、真皮層の再生を促す」ことができるため、根本からの肌質改善を目指したい方には、スネコスがオススメです。