ぬぬ・・・なんか題名が強いですね・・・。
（ネガティブなテーマは出来るだけ避けていますが）

クマ治療に関しては相当なコダワリと経験数のある私ですが、
滅多にやらない治療があります。

それは「ヒアルロン酸によるクマ治療」ですね。
（もちろんご依頼があれば行いますよ。治療を選択するのはお客様なので。）

大きくわけて私があまり行わない理由は４つ。

①立体的に美しくない
②赤クマの改善には寄与しない
③透ける場合がある
④価格を伝えにくい

です。

さて、それでは見ていきましょう。

①立体的に美しくない
ヒアルロン酸はあくまでゼリーを入れてＶｏｌｕｍｅをだしてあげる治療なので、
クマ治療においてヒアルロン酸だけで綺麗になる症例は実は限られています。

目を横から見た図を描きます。
丸い目があって、マブタにまつ毛が生えていて、涙袋からクマへと続きます。

↑ヒアルロン酸だけで綺麗になるのは、あくまで「凹み」だけある症例
（このタイプは少ないですね）
凹みを埋め立てることは出来るので、ひとまず綺麗にはなる。

ただ多くの場合は↓

このタイプのクマです。
通常美しい立体像では赤い線になりますが、ヒアルロン酸は「埋め立てる」だけですので
黒点線が目指すラインとなります。
なんだかモコっとしてカッコ悪いですね。
こういうときは「目の下の切らないたるみ取り（経結膜脱脂）」を必ず併用することをおススメしますが、
それを知らずにヒアルロン酸だけを入れている症例が他院症例では散見されます。

タイプに合った治療の選択が必要ですね！

 

②赤クマの改善には寄与しない
さて、赤クマはなぜ出来るか・・・というと

皮膚が薄すぎて皮膚の真裏にある筋肉（眼輪筋）が透けてしまっている状態です。
コレを隠すためにはこの皮膚と筋肉の間を広げてあげないといけないわけですが
ヒアルロン酸は透明なゼリーなのでそもそもあまり改善しないばかりか
透けて青白くみえたり、ヒアルロン酸の塊が透けて見えてしまいます。
（私としてはほぼ禁忌に近い治療だと認識しています。）

場合によっては涙袋の境も曖昧になるため、何もよいことのない方法かと思います。

 

③透ける場合がある
②ででてきましたが、ヒアルロン酸は透明なゼリーですので、皮膚が薄いかたに浅い層に入れると
青白く透けてみえてしまいます。
本人はあまり気づいていないことも多いですが、実は他人からみると相当な違和感です。

 

④価格を伝えにくい
さて、これも大事ですね。
埋め立てる・・・といいましたが、貴方のその凹み、一体何ｃｃで埋め立てれるのでしょう？

イメージしてください。一本は１ｃｃ、つまり小さじ1/5です。

・・・・ね、何本か要りそうでしょう？（ヒアルロン酸の相場は一本７～１０万円です）

あとは目の下に入れることが出来るヒアルロン酸の持続期間はおおよそ１年から１年半です。
その度に上記の料金がかかるとしたら・・・・
（私は貧乏性なので、おそろしくて計算すらできません。）

 

さて今回の題名はちょっとネガティブなワードになりましたがいかがでしたでしょうか？
くれぐれもヒアルロン酸は悪い治療ではないです。
良い治療ですが、万能でもないです。


経験のあるドクターに適材適所で用いてもらい、効果的に治療をすすめることをおススメします。

ちょっと知ってみるとちょっと面白い。
ただ綺麗にされるより、理解して綺麗になっていくともっと楽しい！

美容ってそんな感じです。

 

ぜひぜひお気軽にカウンセリングおこしくださいませ(^_-)-☆
貴方にピッタリなプランを提案いたします(^^)/

 

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