涙袋のヒアルロン酸、どう入れる？

投稿日 : 2021年3月18日最終更新日時 : 2021年3月18日作成者 : clinic_user カテゴリー : 院長の”でら”美容塾

コロナの影響からか、目回りの施術が多い一年でした。

二重をつくったり、目頭をひろげたり、垂れ目にしたり・・・
中でもいわゆるプチ整形にはいる
「ヒアルロン酸による涙袋形成」は
リピーターさんも多い治療ですね。

涙袋形成のコツは入れる量と入れ方、でしょうか。

まず「量」の話からしましょう。

再三ヒアルロン酸の話は出てきたのでご存じの方が多いかもしれませんが、
ヒアルロン酸＝ゼリー、です。
ゼリーなので入れたら入れた分だけ膨らみます。多少の水分の出入りがありますが、
基本的に入れた分「しか」膨らみません。
（少ない量でしっかり変化や、特殊な形などは不可能です。）

だいたいの目安として片目
0.1ｃｃ＝うっすら
0.15ｃｃ＝笑ったときの涙袋の大きさが真顔でも維持される程度
0.2ｃｃ＝しっかり
といったところでしょうか。

もちろん実際注入してみると多少の誤差はあるものなので、少しずつ鏡でチェックしながら注入していきます。
おすすめは少なくいれておいて２週間くらい様子見てから追加することでしょうか。

そのため当院では0.1ｃｃずつから購入でき、また注入手数料はいただいておりません。

さて、次に「入れ方」ですね。

普通の針（無料）かマイクロカニューレ（オプション）を使用するかが争点となります。

断言しましょう。
涙袋形成に関しては間違いなくマイクロカニューレのほうがおすすめです。

おススメな点は２点。
①綺麗に仕上がる。
②内出血が少ない
です。

上段は通常針です。
短い針（1㎝弱）で入れるので、涙袋全体に入れようとすると、２～３回の穿刺が必要になります。
また先が尖った針を使用するので、穿刺＝内出血のリスクになります。
針を穿刺したところはゼリーが上手くはいらないため、図のようにレンコ（ソーセージ？）のようになります。
（もちろん１～２週間といった時間とともに馴染みますけどね。）

下段はマイクロカニューレです。
先が丸く長い針を用いることで、一筋の塊として涙袋を形成することができ、とても美しいです。
また穿刺回数は一回、先の丸い針を使うことで最大限内出血を抑えることができます。
先が丸い分体内で微妙な位置変更も可能なため、微調整もお手の物です。

そんなこんなで涙袋形成のポイントは主に２点。
量と入れ方、ですね。

え？
結局どんなオーダーしたらいいか？ですか？

よくあるのは
片目0.15ｃｃずつ（計0.3ｃｃ）＋マイクロカニューレ＝31000円
です。
当院使用のウルトラXCならおおよそ６～１２カ月の持続ですよ。